
ロシア料理について

ロシアの料理 (1)
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ロシア料理の定番と言えば、ボルシチ、サリャンカ、ピロシキ、シャシリーク(牛や羊の串焼き)、ビーフストロガノフ、キノコの壷焼きスープ、
ロールキャベツ(実はロシア料理なのだ)、ぺリメニ、黒パン、ロシア風サラダ…。
う〜ん、挙げたらキリがない…。
ボルシチ通(?)の私がボルシチをもっと詳細に説明をば、しますと。
ボルシチとは、一言で言えば、ロシアで一番馴染み深い家庭料理の1つでしょう。あくまでも家庭料理って事です。
日本で言えば、各家庭の味噌汁(?)に相当する一品っすね。その家々によって味がまるで違ってくるし、中身もオリジナリティに富んでおります。
ロシアで普通ボルシチと言えば、
ビーツ
(赤かぶの一種)を使った赤紫色のスープで、牛肉、玉ねぎ、キャベツ、にんじんなどの野菜を沢山入れ、
上に香草を散りばめた濃厚な具沢山スープなんです。
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ビーツ
と聞いてピンと来ない方もいると思いますので、
ビーツ
とは何か?ですが、赤かぶの一種で輪切りにしても中も赤い色をしています。
手に付くと赤い色がなかなか取れないんですよ。レモン汁で落ちるそうです。
ロシア語で言うと
Свекла
(スベクラ)です。
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最近のロシアでも中には、
ビーツ
の赤紫色はドクドクしい色をしているから、
トマト
に変えて赤い色を出している家庭もありますよ。
オクサーナが初めて日本に来た時に作ったボルシチは
トマトベース
だったんですよ。で、2回目以降は
ビーツベース
にしちゃったんですよね。
ロシアのレストランで出すボルシチは、当然
ビーツベース
のお店がほとんどですが、赤紫色が嫌いな客が多いと思ってしているお店は
トマトベース
なんですよね。
例外として、モルダビア(モルドバ)風ボルシチ、ジョルベがあってこれは、
ビーツ
じゃないボルシチです。
香草も嫌いな客が多いから、香草も散りばめないボルシチも登場しておりますなぁ。
日本のロシア料理店に行った事がある人だったら分かると思いますが、かなりの確率で
トマト
のボルシチが
多いと思いますよ。逆に
ビーツ
のボルシチに会う事が滅多に無くなって来ましたね。
やはり、
ビーツ
を煮込んだ時のあの赤紫色したドクドクしさが嫌いな客が多いせいなのかもしれません。
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ボルシチと並んで最近ウケているのが、サリャンカなんですよ。
サリャンカは、塩(ソーリ)を意味する言葉でして、塩漬けピクルスを入れるのが特徴だと思います。
ボルシチと同じように、肉や野菜の盛り沢山スープです。
これは始めから
トマトベース
と決まってますから、ボルシチの濃厚さは無いですね。
種類も肉類、魚類、キノコ類のサリャンカがあるようですよ。
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ロシア料理通としてまず始めに学ぶ事は、ボルシチ、サリャンカを極めろ!これに尽きるのかな?
日本で言えば、味噌汁(カミさんの)を極めろ!って事すか?(笑)
おいしいロシア料理の話は、まだまだ続く…。
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ロシア料理について疑問に思った事は沢山返答出来ると思いますよ(妻に聞くだけなんですけどね)。